地底700mで毎日5~10km
投稿日:2010年11月8日(月) 19時49分
我々の十数時間後のニューヨークシティマラソンで、チリ落盤事故遭遇者33名の内の一人が完走したニュースが今日の夕刊に載っていました。
事故の前にもジョギングをしていたと思われるこの人は、暗い坑道内を毎日5~10km走っていたとのこと。150~300km/月を70日間続ければハーフマラソンは問題なく走れると思いますが、食料も十分で無く、救出されるかどうかもわからない不安の中で良く続けられたものです。ニューヨークシティマラソン完走おめでとうございました。
私は別の意味で関心を惹かれました。坑道内作業場所への換気は正常時は常設設備で十分に行われていると思いますが、坑道途中が落盤して設備の一部は壊され、33名が居た避難シェルターの酸素濃度や二酸化炭素濃度が危険な状態ではなかったかと心配しておりました。ところが相当量の運動をしても問題がなかったということがわかりました。坑道ルートとは別の換気穴が機能していた様子で、不幸中の幸いだったと思います。
地底700mで体力維持のジョギングを行い、救出後日も浅いのによくぞ完走されました。あらためてペナさんに大きな拍手を送ります。